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ドイツ環境スタディツアーの巻き

《生ごみバイオガス発電施設》
「エネルギーを使って処理」は古い!
生ごみからエネルギーと利益を生み出す!


 ドイツに着いた私たちは早速、生ごみバイオガス施設にお邪魔しました。「BIO ENERGIE SCHWABEN」(ビオ・エネルギー・シュバーベン)という会社の施設です。

 バイオガスですよ、バイオなガス! なんだかクサそう〜ですね! ま、実際ニオイはそんなにありませんでしたけど。

 ここでは搬入された家庭生ごみ、レストランなどから出た事業系生ごみを発酵させ、バイオガスを取り出して発電を行っています。また生ごみバイオガス施設だけでなく、剪定ごみなどの堆肥(たいひ)化施設などもあります。

注意!!  写真の上にマウスポインタをあてると、坂田光永の独断と偏見に満ちた解説が表示されます。解説が長いところは、表示が出たあと写真の上でポインタを動かしてみてください。ちょこちょこ動かしている間は、表示が消えないと思います。見たくない人は、絶対に写真にマウスを会わせないように気をつけてください!

広い敷地に堆肥が保管されている組織としては、生ごみ処理会社、剪定ごみなどのコンポスト会社などがあります。それらで得た知識やノウハウを生かして、環境コンサルタンティング会社も営業しています。きっちり黒字を出してます。憎いねぇ。

生ごみを発酵させてメタンガスを発生させる。それを燃やして、大小2つのタービンを回して発電させます。ニオイはフィルターを使って除去されてますから、ほとんど気になりません。生ごみからメタンガスが発生、それを燃やして発電

処理後に生じた堆肥はいくらで売れるかな?堆肥(コンポスト)も大切な売り物です。質に応じて値段が分かれています。堆肥というのは質が命なので、認定協会の規格にかなうものをご提供!

生ごみバイオガス施設とは別会社の、剪定ごみ処理施設。質の良い堆肥を作るために、60℃の状態で保管し、5ヶ月ぐらいかけて自然発酵させます。剪定ごみを自分で持ち込む人の姿も見えます

 ニオイがあまりないのは、臭気が外に漏れる前にバイオフィルター(木片をコンテナいっぱい敷き詰めたようなもの)が吸収してくれるから、でした。

 さて、事業概要を私が勝手にまとめると、こんな感じです。

燃料 家庭生ごみ(自治体が収集)、レストランなどの事業系生ごみ
過程 生ごみの搬入

不純物の除去

発酵させてメタンガスを回収

メタンガスを燃やす

コージェネ発電機で発電

残り物は液肥として利用
年間生ごみ処理量 2万t/年
年間発電量 400万kWh
 ※ 1kWhあたり約10ユーロセントで売電される
堆肥の年間生産量 2000t
初期投資コスト 600〜700万ユーロ
特長 工程はすべて全自動
外からの水・電気の供給はない

 生ごみは厄介な代物です。焼却処分しようとすると水分が多いので、かなりのコストがかかる。しかしこの会社は、生ごみを処理しながら熱とエネルギーと堆肥を生み出し、しかも利益を上げてるんです。

 会社の人に話を聞いているとき、こんな一幕がありました。

 「2年前、幕張メッセで出展したことがあるけど、日本の大企業もたくさん見に来たよ。でも、そんな企業とも1年ぐらいでコンタクトが切れちゃった」

 ――日本はこれからですよ。福山市でもヒ○チが実証実験を始めています。

 「確かそのときヒ○チという会社も幕張に来てたなぁ(笑)」

見学日 2003年5月17日



《ドイツの現状と環境政策》 まずは予備知識。ドイツは脱石油エネルギー&脱原発を目指します
《生ごみバイオガス発電施設》 「エネルギーを使って処理」は古い! 生ごみからエネルギーと利益を生み出す!
《農業用バイオガス発電施設 -大規模編- 》 農業を救え! 必殺、エネルギー植物
《農業用バイオガス発電施設 -小規模編- 》 小さくてスイマセン(笑)。有機農業と発電やってます
《木質バイオマス発電施設》 出ました「地域暖房」! 電気とお湯のバリューセット!
《おまけ》 楽しいたびの思い出は、ぼくらの再生可能エネルギー
《旅後》 技術はあるけど社会政策がない国・ニッポン!

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《ドイツの基本的な情報を知りたい方は…》
○外務省ホームページ「各国・地域情報 ドイツ連邦共和国」

《分からない環境用語を調べたい方は…》
○EICネット 環境情報案内・交流サイト<環境用語>